爪白癬

爪白癬は、爪に白癬菌(いわゆる水虫菌)が感染したため、爪の色が白く濁ったり、爪の厚みが増して変形したり、爪がもろく崩れやすくなった状態のことです。痛み、痒みなどの症状が伴わないません、そのままにしておくと、症状が進行し爪の変形による痛みから歩行に障害をきたす場合があります。

爪白癬は、足の爪の先に起こることが多いのですが手の爪の先に発症することもあります。爪の先の白い部分とピンクの部分の境目がボコボコになったり、爪の先が白くなる・爪が全体的に厚くなるといった症状があらわれます。希に爪の付け根の白い部分が濁ることもあります。

爪白癬は、主に飲み薬で治療します。治療期間は、白癬菌に感染した爪が伸びきる期間になりますので、個人差はありますが、半年間程度かかります。大半は薬で完治しますので、治療を継続することが大事です。

日常生活で白癬菌が増殖しやすい状況を作ってしまうと、スムーズに治療を進めることができません。薬を服用しているからといって、油断せずに、足を清潔に保つ、乾燥させることなど、白癬菌が増殖しないようにつとめること必要です。

爪白癬は、周囲の人に白癬菌を感染させてしまう可能性があります。周囲の人に迷惑を掛けないためにも、バスマットやスリッパなどは別々の物を利用するようにしましょう。他の人に感染させないためにも、早期の治療を行いましょう。