やけど(熱傷)

やけど(火傷、熱傷)とは、熱湯や油などの熱により皮膚の損傷が起こる病気です。

やけどは直後の処置が最も重要です。水道水で約30分冷却して下さい。冷却によって、ヤケドをした場所の炎症、腫れを抑え、痛みを和らげることができます。衣服の下に熱傷がある場合はすぐに脱がず、まず水をかけて冷やします。衣服が皮膚に張り付いてしまっている場合は無理にはがさずそのまま医療機関を受診して下さい。

やけどの部位には、自分の判断で油や軟膏・消毒薬を用いることなく速やかに受診するようにして下さい。色の変化などにより、やけどの状態が適切に判断できず、治療に支障をきたすことがあります。また、徐々に腫れてきますので指輪や時計などの装身具は早めに外してから受診して下さい。

優れた軟膏やクリーム・被覆材(皮膚を覆う製品)が開発されており、傷跡・後遺症を最小限にするためには早期受診していただくことが必要です。